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施工実績|建築

神田の家

[一般住宅]

神田の家
コンセプト

金沢の中心地から徒歩で20分ほどに離れた農家が集まった地区。
周辺は工場やハウスメーカーの住宅も点在し、昔ながらの風景が崩れ始めている。
敷地の北側には木賃の2階建のアパートが経ち、この敷地に対して大きなテラス窓が設けられている。
幹線道路にも近く、広い空地がいくつかあるので、今後周辺環境がどの様に変化していくのか想像できない。
この家には祖父母とご夫婦それと長男が生活する。
また、2階に長男が結婚した際、独立した生活が出来るスペースを確保した。
この家族の構成は今後10年で大きく変わることが考えられ、周辺環境と家族構成が混沌とした中で設計を進めた。
外部に関しては、周辺からのプライバシー確保をしながら採光と通風をとるため、塀や植栽・木格子を設け、周囲に対し適度に開きながら街並みを形成することを目指した。
快適な暮らしをするためにはこれだけでは決して充分でなく、自然を感じ・自然を体験する家づくりが大切である。
庭のしつらえと各部屋とのつながり、格子から差込む光と影庭から入る風の木々の香・・・など自然から身を守るシェルターとして、自然を呼吸する家として家族のために地球のために低負荷で快適な家づくりをしました。

株式会社明翫組より

庭を見ながら木とコンクリート壁のエントランスをくぐると木のぬくもりを感じる和感な空間が迎えてくれます。
室内からは南に広がる開口が庭との一体感を与え、時の流れに光と影の移ろいを醸し出しています。 コンクリート打ち放しの壁とルーバーによってプライバシーの確保と夜にはルーバーからもれる明かりが建物をいっそう際立たせています。
木のぬくもりとやさしさは生活に潤いを与えてくれるでしょう。

神田の家
工事場所
石川県金沢市
竣工年月日
2008.05
設計
岡本義富建築研究所
photo
新谷篤一
神田の家 神田の家 神田の家
神田の家 神田の家 神田の家
構造
主体構造:木造
基礎:ベタ基礎
規模
地上2階
敷地面積:206.56m2(62.6坪)
建築面積:122.28m2(37.05坪)
延床面積:198.23m2(60.07坪)
屋根
カラーガルバリウム鋼板 0.4t立平葺
外壁
カラーガルバリウム鋼板 0.4t
防火サイディング+弾性アクリルリシン吹付
一部コンクリート打放し、杉板縦貼り
リビングダイニング
床:クリ無垢フローリング+リボス塗
壁:珪藻土クロス
天井:桧集成材+珪藻土クロス
寝室・子供室
床:クリ無垢フローリング+リボス塗
壁:珪藻土クロス
天井:珪藻土クロス
住設機器
キッチン:造作
衛生機器:TOTO